朝日新聞5月14日の朝刊に因れば、
「各地のトップ 高齢者より前にワクチン」と報じた。
13日午前までに茨城県城里町上遠野町長(42)、兵庫県神河町山名町長(62)。
13日には兵庫県三田市森市長(69)、6日に大阪府河南町森田町長(64)。
4月30日に岐阜県下呂市山名市長(63)、大阪府千早赤阪村南本村長(66)。
埼玉県寄居町花輪町長(76)は4月半ばに1回目、5月上旬に2回目を接種。
上記7人のトップは、報道後HP上で住民へのコメントや詫び状で、接種を受けたことを公表した。自治体のトップだって、正当なルールの下にワクチン接種を受ける権利はある。しかし公表の過程から、後ろめたさが透けて見える。
城里町上遠野町長(42歳)は、
「私は町営の診療所の開設者で、医療従事者に準じる立場だ」と云うが、
詭弁ではないか。そこまで確信しているなら、なぜ事前に公表しなかったのか。それが出来なかった事が本質を物語っている。三役も接種。
神河町山名町長(62歳)は、
「危機管理を担う立場から接種した。町民のみなさまに迷惑をかけたことは
申し訳ない」と話した。山名町長によると、毎週会議などで訪れる公立神崎
総合病院内での感染リスクを考慮し、「ワクチンのキャンセル分や廃棄分を
有効活用できないか」と副町長に相談。同病院事務長から「キャンセルが
出たワクチンで対応できる」と返答があり、接種を決めたと云う。
山名町長は同病院の開設者である。おなじみの忖度があったのか。
三田市森哲男市長(69歳)は、
医療従事者用に確保したワクチンが余ったという連絡を受けたため接種した
と。「自分が感染して市政に携われなくなったら市民に多大な迷惑をかける
と思った。もう少し様子を見て慎重に考えるべきだったと思う。」
と説明した。
河南町森田町長(64歳)は、
4市町村合同で行う高齢者向け集団接種業務のため、職員40人超が5月6
日、富田林医師会の案内で医療従事者向けのワクチン接種を受けた。
この際、町長ら三役も参加して1回目のワクチンを打ったという。
森田町長は町のホームページで、高齢者向けのワクチン接種について
「なかなか予約が取れないなど、ご迷惑をかけるかもしれませんが、
焦らず、冷静な対応をお願いいたします」とのコメントを掲載している。
自分たちは先駆けて接種を受け、焦らず冷静になんてよく云えたものだ。
副町長と教育長も接種済だ。
下呂市山内市長(63歳)は、
医療従事者の集団接種でキャンセルが出たためという。市によると、田口
広宣副市長(58)も5月6日にキャンセルが出たため、市のワクチン接種の
「タスクフォース本部長」として接種した。
と云う。
千早赤阪村南本村長(66歳)は、
地元の医師会からの提案を受け、高齢者の集団接種が始まる1週間前の今月
6日、医療従事者の枠でワクチンの接種を受けたと述べた。
南本村長は、府職員の採用で村議会において虚偽答弁をして世間を騒がせた。
寄居町花輪町長(76歳)は、
「町長も実際に接種者の介助をしたりすることがあるので、医療従事者等に
含められると判断した」と云う。
城里町上遠野町長と同じような理由付けだ。
15日の朝日新聞では、埼玉県加須市大崎市長(74)と副市長、教育長の3人がワクチン集団接種初日の8日に接種を済ませたと報じた。
キャンセル枠を、無駄にしないために、加須医師会と調整して設定した
「余剰ワクチン接種希望者バンクリスト」に沿って接種したと云う。
このバンクリストの優先順位トップが市の三役になっている。市のサイトの新着情報5月15日に「余剰コロナワクチンの活用【令和3年5月6日現在】」があり、その中にバンクリストがある。高齢者の接種でキャンセルが出ることは容易に想像できる。それを見越したように優先順位トップが市の三役。
仕組まれた?ように感じるのはブログ主だけか。
全ての事例で言えることは、業務上取得した情報を住民に開示することなく、己の利益の為に?利用したと思えることだ?。
ガースーだって、バイデン大統領との首脳会談を理由に、3月16日と4月6日ワクチン接種を受けている。自治体トップが真似をしても不思議ではない。
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