2016年11月19日の記事『
建設地「上平」議論の経緯』のなかで、「アンケートをどうひっくり返せば14%にすぎないとでるのか」と書いた。
14%とは、図書館アンケートで「現本館の施設面で満足と回答した割合」と当局が説明した数値で、14%しか満足していない、暗に86%は不満足として、新図書館建設理由の一つに挙げています。該当アンケートを見直して、14%の意味が分かりました。
アンケートは、2013年12月10日から25日までのわずか2週間に行われたものです。
アンケートでは、「利用した結果は」と問うて、「満足」「どちらかといえば満足」が本館は90%です。さらに、満足(どちらかといえば満足)と回答した人に、「満足と感じられた理由は」と問うています。本館の結果は、
1,利用しやすい ・・・・・・・・ 41%
2.職員の対応がよい ・・・・ 25%
3.近い ・・・・・・・・・・・・・・・・ 16%
4.施設・設備がよい ・・・・・ 9%
5.くつろげる場所が多い ・・・ 5%
6.求める資料がある ・・・・・ 5%
当局が説明した14%しか満足していないとは、(4)+(5)=9%+5%=14%だったのです。
しかし、アンケートの流れからして、14%しか満足していないと言うのは違うでしょう。馬鹿でもない常識ある人はこういう解釈はしない。
幹部職員が、馬鹿な非常識な人たちとは思えないので、無理矢理こじつけたのでしょう。そこまでして市長派に与する理由は?、人事権を握られているから?、左遷されたくないから?。
ところが知人から、「矢っ張り施設に満足は14%じゃないの」と言われた。「え!、そう見るのが普通なの」、もしそうなら、幹部職員に掛けた批判は謝りますが。
そこで、次のような例を挙げて知人には説明した。
宿に泊まってくれたお客に、「利用した感想は」と聞いたところ、「満足」「どちらかといえば満足」との回答は90%だった。
さらに、90%のお客100人に「満足な理由は」と尋ねました。「料理が素晴らしい」が50人、「窓からの絶景がよい」が30人、「対応が親切で良い」が20人でした。
この結果を受けた経営者は、「部屋が使いやすい」が一人もないと、早速部屋の改造に乗り出しました。
そんなあほな!!
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コメント
No title
数字の間違いは、追及材料になります。
あのアンケートは誘導的でしたが、改めてまな板にあげましょう。
2017/02/16 URL 編集