市議会議事録が公開されるのは、多くの自治体で3ヶ月以上掛かります。
年4回の市議会で、3ヶ月以上は次回市議会開催前(上尾市もほぼ同じ)となり、議事録公開の遅さに不満を持っている人は、結構居るようです。
深谷市の市長への手紙で、
「
議会の議事録が作成されるのが遅い。結局、議会での議事は自分でインター
ネット録画を見聞きしなくてはならない。現状では、議事録が公開されるのが、
次回の定例会の1週間前程度であり、遅すぎる」
とある。これに対する市当局の回答は、
・開催された議会の音声データを委託業者に渡す
・業者が音声データを文字に起こす
・複数の職員が音声を聞き、不明瞭な部分は関係者に確認しながら校閲を行う
・業者による校閲を経て印刷・製本
・署名議員が会議録の内容を確認し、会議録原本に署名
・深谷市ホームページの市議会会議録検索システムに掲載
の手順説明があり、紙媒体の会議録公開は、会議録検索システムによる公開より
準備期間がかかり、会議録検索システムによる公開と紙媒体の会議録は、同時に
公開する取扱いなので時間が掛かる、と説明。
ここで疑問に思うことは、なぜ紙媒体と検索システムは同時に公開なのか。
検索システムによる準備ができているなら、紙媒体に先立って公開しても良いはず。同時である必要性は全くない。また、一番時間が掛かる文字起こし作業が終了した段階で、検索システムと紙媒体を別扱いとすれば(紙媒体は同業者で処理して貰う)、もっと期間短縮になるはずです。
早く公開する手段として、
速報版を出している自治体も結構ある。
和泉市 三郷市 川崎市 福岡市 神戸市 吹田市 札幌市 京都市 姫路市
伊達市 小牧市 武蔵野市 等々
速報版は、
だいたい1ヶ月後が平均的なようですが、伊達市や小牧市のように10日
前後と早い自治体もある。要は当局のやる気次第。
市民ファーストで仕事をしているかどうかの違いだろう。
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